ご挨拶

GREETING

時代が激しく移り変わる昨今、
看板も時代と共に流行り廃りを幾度となく繰り返してまいりました。

新しい時代を見据え、何が世の主流か、どういう色彩形成が好まれるか、
お客様の求めるニーズとはいったい何かを敏感に把握し『日々進化するのが看板』をモットーに、
新しい技術をうまく取り入れつつも古趣あるサイン文化を大切にしながら、
より良い看板創りに日夜勤しみたいと思っております。

私自身が高校を卒業後、映画を志し故今村昌平監督が創設された日本映画学校(現・日本映画大学)にて今村監督が提言された『人間の尊厳、公平、自由と個性を尊重する。個々の人間に相対し、人間とはかくも汚濁にまみれているものか、人間とはかくもピュアなるものか、何とうさんくさいものか、何と助平なものか、何と優しいものか、何と弱々しいものか、人間とは何と滑稽なものかを、真剣に問い、総じて人間とは何と面白いものかを知って欲しい。そしてこれを問う己は一体何なのかと反問して欲しい。』という理念の下、映像・音楽・文化・写真・演劇・映画芸術・人間学を多感な時期に身に擦り込むが如く学びました。そして3年間の学び舎を卒業しプロの映画現場に就業いたしました。非常に厳しいと言われる撮影現場で怒鳴られ、もがき苦しみ哀哭し、友と酒を酌み交わしては乗り越え、新しい作品が作り上げられてく素晴らしさ、また神々しさを、たくさんの仲間のおかげで経験として培うことができました。その希少な経験とノウハウを活かし、看板製作に向かう過程で悩み、考え、そして新しい発見に喜び、柔軟に進化、変化できる看板業者でありたい、Sign Producer、Sign Artistとしての研ぎ澄まされた感性を持つ人材が生まれる会社でありたいと思い願いつつ、少し欲を出し…次の時代を見据えたりなんかをしております。

代表取締役 吉本拓也